「聞く」テクニックの大原則!
ハイサイ、南の放浪師です。今度は、前回の「話す」テクニックの続き、
「聞く」と言う事で述べておきます。そもそも会話は「話す」だけでは成り立ちません。
「話す(あるいは質問)」→「聞く」→「話す」→「聞く」のキャッチボールがあってはじめて成立します。
「会話」という視点でもいろいろと考えなければなりませんが、「聞き方」においても同じように
重要になってきます。ここで言う「聞き方」には2つの意味があります。
一つは単に「話を聞く」と、もう一つは「訊(聞)く」=「質問する」テクニックがあり、
”えっ”と疑問に思いますが、「話を聞く」という「心構え」というものも存在します。
ここでは「訊(聞)く」=「質問する」について少しだけ触れておきますね。
前回のコーチングの基本姿勢。「気づき」を導き出していくのは「質問する技術」なのです。
例えば、明け方までゲームに夢中になっている遅刻常習者の人に、
会社だと「月単位で見ると時間どうりに出社したのは2回だね」と客観的な事実を、質問形式にして、
感情的な批判はせず、本人がゲームにのめり込んでいたという事実を「客観的な状況を理解させる」
というファーストステップから始まり、一切の批判はせずに、質問で攻めていき、このままでは
まずいなぁ・・・。と本人が「気づき」導き出して、遅刻をしない為にはどうしたらいいか?
と解決への糸口に繋がって行く。つまり、物事を解決するには、
①状況認識→②理想の状況の認識→③理想の状況へ移行できない阻害要因の摘出
→④打開策の提案→⑤実行とフィードバック。という手順を踏む必要があります。
まぁ、長々と書いていると難しくなりそうなので、簡単にまとめると「口は一つに、耳二つ。」
聞き上手の人ほど、いいアンテナを張って、問題解決への糸口を見つけるのも早い人なのかも・・・。
ちゅら海のなごみ絵?、甥っ子作