左側優位性の法則より⑦「足」について!
ハイサイ、N.Kです。いよいよ「左側優位性の法則」シリーズもあと2回となりました。
今回は「足」について述べていきますね。
足は、歩く時も、走る時も、あるいはジャンプしたり、スッキプしたりする時も、
いつも体重を支えながら身体を移動させなければなりません。
当然体重を支えますから、手よりもずっと大きくなければなりません。
ちょっと気付きずらいかも知れませんが、足にも手と同じように利き足があります。
皆さん昔、体育の時間によく号令に従って「気を付け!」「休め!」とやったはずです。
「気を付け!」では両足をピタリと揃え緊張し、
「休め!」では片足を前に出して軸足に体重をかけたはずです。
この時前に出した足は右足で、体重をかけた足は左足だったはずです。
また、「回れ右!」をした時は、左足を軸に回転をしたはずです。
つまり人間は軸足になっているのは、ほとんど心臓を抱えた左足としているのです。
同様に三段飛びで、ポップ、ステップ、ジャンプとする時も最初の一歩は左足で踏み切り、
次に動体である右足でステップとより遠くへ飛んだはずです。
この時も左足を中心として行動を起こしている訳です。
左足が軸足。これは非常に大切な事で、これを知って左右の足の長さを計ってみると、
確実に左足の方が長いことに気が付くはずです。
それから、前記した「休め!」の時、軽く右足を斜め前方に半歩ほど出したはずです。
つまり爪先を外側に向けてやや広げ気味に出しました。
何故?それが「休め」なのでしょう。
そうです。そうすると身体がリラックスして楽な体勢が取れるからです。
一番自然な形で楽な姿勢になれるからです。
何故?そうかというと「左右から心臓へ縦の線を持って軸を構成する人体は外見上では
判断できないアンバランスのバランスで維持されています。しかも左足は右足より幾分長い。
こうなった時、バランスを保って立つには、右足をややO脚にして外側を踏み出すのが自然で、
それを本能的に行動に移す」それが人間の基本姿勢なのですから、
ややO脚であるのが、まぁ“正常”であるわけです。
ちなみに、この足の長さが左右どのくらい違うのかといえば、
統計では1㌢内外という事になります。
また、足は単に長さだけでなく、足の裏からふくらはぎ、
太股の肉つきもずっと左足の方が良く軸足として体重の荷重を長年支えてきているだけに
筋肉も発達しているのです。太く逞しく、大きく見えて当然なのです。
このことを知っておかないと、単にエステやO脚矯正のトレーニングを積んでも、
本質的には何ら治っていないということになりますので。あしからず・・・。
次回は、膝から下の事を載せて完結いたしますね。