胃がん「37」

N.K

2011年11月29日 16:30

ハイサイ!!!



T.Tです♪♪


今日は胃がんの種類と症状、予防について紹介します。


●胃がんとは
胃がんは、胃の粘膜にできる悪性腫瘍で、日本人がかかるがんの中で、肺がんに次いで2番目に多くなっています。以前は死亡者が最も多いがんでしたが、現在は死亡率も低下しており、早期発見・早期治療により治癒が期待できます。

◎胃がんの種類と症状
●早期胃がん
浸潤の深さや病変の広がりが胃の粘膜、あるいは粘膜下層までにとどまる浅いがんのことです。多くは無症状ですが、弱い胃部不快感やゲップ、胸やけ、食欲不振などを伴う場合もあります。転移することは少なく、手術などでがんを取り除くことができます。

●進行胃がん
浸潤が固有筋層より深く進行したがんです。リンパ節やその他の臓器への転移を起こしやすくなり、がん性腹膜炎を発症することもあります。主な症状には食欲不振、衰弱、腹部膨満感、時々痛む、吐血(コーヒー色の吐血)、下血(便に血が混じる、黒い便が出る)といったものがあります。



◇胃の中でも生きる菌
「ピロリ菌」は、1983年に「ランセット」という医学専門誌で存在が発表された細菌で、正式名称をヘリコバクター・ピロリ菌といいます。ピロリ菌のすむ胃は金属さえ溶かす強い胃酸である胃液が出るので、発見されるまで、胃の中に細菌がいるなどとは誰も考えていませんでした。しかし、ピロリ菌には酸が強いほど元気になるという特殊な性質があるので、胃の中は彼らにとって居心地のよい環境なのです。この細菌にはいくつかの種類があり、感染した種類によって、潰瘍になったり胃炎から胃がんになったりするのではないかと考えられています。


☆胃がんの予防ポイント☆
ポイント1 バランスのとれた栄養を、特に緑黄色野菜をたっぷり摂る

ポイント2 食品の焦げた部分は食べない
焦げた部分には発がん性物質が含まれているので、焦げた部分は取り除くようにする。


ポイント3 塩分は控えめに、熱すぎる食品は冷ましてから食べる
過剰な塩分や熱すぎる食品はがんを発生させやすくする。塩分は控えめにし、食道や胃に優しい食べ方を心がける。


ポイント4 お酒を控え、禁煙する

●胃がんセルフチェック
□早食いなほうである
□食生活が不規則である
□夕食は遅い時間に摂ることが多い
□最近食行くがない
□塩辛いものが好きで、塩分をたくさん摂るほうである
□香辛料などの刺激物が好きなほうである
□お酒はほとんど毎日飲む
□時々腹痛が起きるときがある
□胃もたれすることがある
□ストレスがたまりやすいほうである
□たばこを吸う
□貧血気味である
□便が黒っぽく感じることがある
□睡眠不足などの不規則な日常生活が多い
□慢性胃炎や胃潰瘍などの胃の病気がある


0~3個…胃がんの心配は少ないでしょう。ただし、日常生活は規則正しく
4~8個…胃炎や胃潰瘍の進行が疑われます。該当項目の改善に努めましょう
9個以上…胃がん予備軍のおそれがあります。早期発見するために、一度、内視鏡検査を受けることをお勧めします






胃がんは慢性胃炎の長期化による胃潰瘍から発症する場合もあります。日頃から、バランスのよい食事を摂り、ストレスをためないような生活を心がけることが大切です。

関連記事