注意したい病気「心臓病」[39]

N.K

2011年12月08日 20:53

ハイサイ!!!



T.Tです♪♪



今日は注意したい病気「心臓病」の症状と種類、予防について紹介します。


●心臓病とは
心臓病にはさまざまな病気の種類があり、生まれつき心臓に異常がある先天性疾患や、動脈硬化によって起こる虚血性疾患など、症状や原因もそれぞれ異なります。近年増えてきている虚血性疾患は、狭心症や心筋梗塞など動脈硬化によって引き起こされる病気です。この病気も、他の病気と同じく生活習慣が大きく影響しています。

○心臓病の種類と症状
●狭心症
冠動脈は、心臓の筋肉(心筋)に酸素や栄養素をを送り込む血管です。この血管が動脈硬化を起こして狭くなると、心筋に十分な血液が供給されなくなり、心臓は酸素不足に陥ります。特に、運動などで多量の酸素を必要としたときに起こります。
この状態を「虚血」といい、酸素不足のために胸の前あたりに圧迫感や痛みを感じます。左肩から左腕の内側、背中、顎、歯などに痛みが広がることもあります。多くの場合、数分から数十分でもとに戻ります。


●心筋梗塞
冠動脈の内側に脂肪などの塊が蓄積したり、血の塊(血栓)が血管を塞いだりして、冠動脈を完全に詰まらせる状態です。血行が途絶えると、詰まった先の心筋に酸素や栄養素が届かず、細胞が死んでしまうので一刻を争います。狭心症に似た症状が、より激しく、長く続くのが特徴です。胸に我慢できないほどの激痛が起こり、吐き気や嘔吐を伴ったり、意識を失うこともあります。みそおちの痛みから始まることがあり、胃の病気と間違われることもあります。

●心不全
心不全とは、心臓のポンプとしての機能が低下し、全身に必要な量の血液を送り出せなくなった状態です。心不全の症状には、だるい、疲れやすい、呼吸が苦しい、息切れ、むくみなどがあります。また急性と慢性があり、どちらかによって治療法も異なってきます。

●不整脈
規則正しく打っていた脈が速くなったり、遅くなったり、飛んだり、乱れたりする状態を不整脈といいます。健康な人でも、緊張したり、運動したりすると脈が乱れます。脈は本来、一定の間隔と強さで打つべきですが、何らかの理由でリズムが乱れたりすることがあります。多くの場合、心臓を動かすための電気信号を発生させる「洞結節」という場所から電気信号が流れたり、別の場所から流れたりして、心臓を規則正しく動かせなくなる事が原因です。心筋の異常などを原因とする場合には、虚血性心疾患を招くこともあるので、適切な治療が必要です。

◇不整脈の種類
不整脈は「頻脈型」と「除脈型」に大別されます。
●頻脈型…安静時の心拍数が1分間に100回を超えるもの。電気信号が異常に速くつくられたり、空回りしたりすることで起こります。動悸や吐き気、冷や汗などの症状が現れます。頻脈型には、心房細動、心室細動、期外収縮などがあります。

・心房細動…体内から戻ってきた血液を受ける働きをもつ辛抱の筋肉の収縮が不規則になるので、脈拍数が多くなったり少なくなったりします。心房細動が長く続くと心不全を招くことがあります。
高齢になるほど起こりやすく、また、心房の中にできた血栓が脳に流れて、脳梗塞を起こすこともあります。脳梗塞の3分の1が心房細動から起こると言われています。


・心室細動…体内に血液を送り込む働きを持つ心室の筋肉の収縮が極端に早まるものです。心室細動が起こると、血液を送り出せず、心停止と同じ状態になるので、たいへん危険です。

・期外収縮…脈が飛ぶもの。心臓病が原因の場合とそうでない場合があります。
●安静時の脈拍数が1分間に50回以下になるもの。電気信号がつくられなくなったり、途中で止まったりするために起こります。めまいや息切れなどの症状があります。

★心臓病の危険信号★
こんな症状に心当たりありませんか?

◎めまい・むくみ・肩こり

◎胸がつまる

◎夜、寝ているとき息苦しい

◎脈が乱れる

◎安静時にも動悸が激しい

◎胸がむかむかする

◎胸が痛い


☆心臓病の予防ポイント☆
ポイント1 塩分は控えめに
食事の際は塩分の過剰摂取に注意する。

ポイント2 不規則な生活を改める
食生活の乱れや睡眠不足などの生活習慣を改善し、規則正しい生活を心がける。

ポイント3 禁煙する
たばこは心臓や血管に悪影響を及ぼすので禁煙する。

ポイント4 栄養バランスのよい食事を心がける
主食や主菜、副菜とのバランスを考え、できるだけ栄養バランスのよい食生活をする。

ポイント5 肥満に注意する
肥満は心臓病(心筋梗塞や狭心症)と深い関係があるので、肥満にならないようコントロールする。

ポイント6 こまめに血圧をチェックする
血圧をチェックする習慣をつけ、高血圧を見逃さないように気をつける。

ポイント7 ストレスをためないようにする
ストレスは心臓病の危険因子!日常生活を工夫し、ストレスを上手に解消できるようにする

ポイント8 適度な運動をする
20~30分程度のウォーキングなど、軽めの運動を継続して行うようにする






心臓病は命に関わることが多いので、自覚症状がなくても、一度心電図検査を受けるとよいでしょう。生活習慣病との関係も深いので、規則正しい生活を送ることが大切です。

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