子どもの異変「アトピー性皮膚炎」[30]

N.K

2011年11月11日 15:02

ハイサイ!!



T.Tです♪♪



今日は子どもの異変「アトピー性皮膚炎」の手当てを紹介します。



◎手当のポイント
ポイント1 できるだけかかない
「かく→炎症が起こる→かゆみが起こる→かく」という悪循環を起こさせないためにも、かかないことがポイント。かゆみが起こったら、できるだけかかないような工夫をする。
①かいても皮膚を傷つけないよう、爪を短く切っておく

②皮膚を乾燥させないようクリームなどを塗る

③下着は綿100%素材の刺激のないものを身につける


ポイント2 皮膚を清潔に保つ
刺激を与えないようぬるめのお湯に入浴し、皮膚を清潔に保つ。

ポイント3 日光に注意する
日光に当たると症状が悪化する場合があるため、注意する。


☆治療方法☆
◎スキンケア
皮膚の清潔と肌の保湿を心がけ、なるべく刺激を与えないようにする。石鹸やシャンプーなども低刺激性のものを使用する。毎日入浴し、皮膚を清潔に保つのは基本だが、ナイロンタオルなど刺激が強いので、使用は避ける。また、皮脂を落とし過ぎると乾燥し、かえって症状が悪化するので注意する。
保湿対策としては、加湿器の使用や濡れタオルを干すなど加湿を心がける。特に冬場は乾燥するので注意。処方された軟膏は、刺激を与えないようそっと優しく塗り、すぐに衣服を着て感想を防ぐ。


◎薬物療法
①ステロイド剤の入った軟膏を使用する。
効き目は強いが長期間使用すると皮膚の収縮や毛細血管拡張などの副作用がでることもあるので、使用法や量などは必ず医師の指導通りに使用する。

②かゆみ止めの抗ヒスタミン剤を使用する。
ステロイド剤とは違い、大きな副作用はなく、長期間使用できる。

③抗アレルギー剤を使用する。
アレルギー症状を緩和する薬。体質を改善することが目的なので、数カ月間継続して服用することで効果が現れる。


●こんな症状がでたらアトピー性皮膚炎かも?
アトピー性皮膚炎では、かゆみを伴った湿疹が、乳児の場合は顔面や頭部にできやすく、成長すると次第に肘や膝関節の曲がる部分にできやすくなる。幼児期になると、かき傷を伴って皮膚の乾燥が目立ちはじめ、空気が乾燥する冬に症状が悪化することが多い。


◇病気と上手に付き合う◇
アトピー性皮膚炎は、治療の効果が現れるまでの期間や完治するまでの期間に個人差があります。普段から生活を工夫し、忍耐強く上手に病気と付き合うことが大切です。改善の兆しがみえても、途中で治療をやめると悪化して、さらに治療に時間がかかったりします。できる限り主治医を決め、経過を見守りながら、主治医の指導を守って治療を続けるとともに、極力肌にやさしい生活をすることが大切です。





アトピー性皮膚炎は、先天性の過敏症の一種です。花粉、ダニ、などの外的要因や、大豆、卵、牛乳などの食物摂取の内的要因で、湿疹のかたちでアレルギー反応が現れます。主に顔や肘、膝のくぼみなど皮膚の柔らかい所に、かゆみの強い湿疹が左右対称に現れます。
要因や症状には個人差があります。専門の医師に相談し、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を調べ、避けるようにしましょう。

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